識者コメント

エコ実践の時は今

鈴木克也
(元公立はこだて未来大学教授、エコハ大学学長、ふるさと大使全国連絡会議副会長)

 これまでの文明は、人間が自然を支配し、収奪することで成り立ってきました。そのようなやり方は結局人間への災いとして戻ってくることは明らかです。そのことについて多くの人が気づき始めましたが、さて具体的にどうすればいいのか戸惑っているところでしょう。

 そこから脱却するにはこれを精神論にとどめず、具体的な活動に繋げることが必要です。そのためには「ソーシャルビジネス」の考え方が必要だと思い、そのための研究や出版活動を続けています。

 その際、農業や再生エネルギーを従来の大規模化の論理ではなく、市民参加、仕組みのイノベーション、未利用資源の有効活用などによって小規模分散型システムを構築すべきだと考えます。

 例えば遊休の山地等を利用してのオリ-ブ、ベリー、きのこ栽培など、また、バイオマスや牛豚の本尿利用発電、小型の風車や水車、太陽光発電などの実験が始まっているのは喜ばしいことです。知恵を出し合い、工夫をすればきっと道が開けと思っています。

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